ボーディングスクールについて

「ボーディング」は寄宿や下宿生活などを意味する言葉で、ボーディングスクールとはその名の通り全寮制の寄宿学校のことです。両親や家族と離れて寮生活を送ることで、学業だけでなく人としての成長を促すのが特徴です。自立心やコミュニケーション能力、規則や礼儀などを重視し、授業は少人数制が多く見られます。スイスやイギリスといった欧米のボーディングスクールの中には、小学生など低年齢から生徒を受け入れている学校も存在します。

ボーディングスクールにも様々な種類があり、共学に加え男子または女子校、特定のスポーツに力を入れている学校や、芸術や音楽の分野を得意とする学校、学習障害がある児童を専門として受け入れている学校などがあります。多くのボーディングスクールの方針として、全世界から集まる学生を受け入れています。名門校に入学するためには、ネイティブレベルの高い英語力や相応の学力を求められますが、一般的に、英語力と学力だけで入学合否を判定する学校は少数です。出願書類として、成績や英語力を証明する書類や資格、課外活動を行った実績や将来についての抱負など、本人の能力以外に素質や意気込みを評価されます。

家族が留学に送りだす考えをまとめたエッセイや、教師から生徒を推薦する書状を提出する場合もあります。さらに、入学選考において面接を実施しているボーディングスクールも多く、学校が求める学生像に適しているか様々な角度から判断されます。

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