集団で寮生活を行うボーディングスクールは、社会生活を送るためのマナーや常識を学べることから、子どもの教育環境として人気が高まっています。しかし、ボーディングスクールは学校生活だけではなく、放課後は寮内でも学生仲間と共に過ごす時間が長いため、子どもの性格によっては向き不向きがある場合もあります。このため、入学する前に子どもの個性に合うかどうかを確かめた上で入る必要があります。まず、たいていのボーディングスクールでは、見学ができるようになっていますので、できれば親子一緒に学校や寮を見学するのが望ましいです。
学校の雰囲気を直に体験することで、子ども自らがこの学校に入りたいと希望を持つことが大切だからです。良いボーディングスクールかどうかを見極めるためには、既に入学している学生の態度なども観察することが大事です。きちんと挨拶ができているかや、制服の着こなしがきちんとしているかなど、見るべき所はたくさんありますから、学校や寮内を見学する時には必ずチェックしましょう。また、良い学校というものは、教師の態度にも表れています。
言葉遣いが丁寧かどうかという点もチェックポイントになりますので、教師の立ち居振る舞いもよく観察することが大切です。寮生活というものは、子どもにとってはストレスになる場合もありますから、あまり校則が厳しすぎない所を選ぶことも重要です。複数のボーディングスクールを比較することをおすすめします。